悟った人を見分ける方法があるとしたら?4

こんにちは
瞑想みのりです。
今日も、悟った人を見分ける方法シリーズ

奈良散歩

「空」を長年経験してる人にとっては、
じわじわ 面白い話だと思うんだけどね。
第4弾でいってみよう!

悟り(目覚め)って・・「直感が鋭い」
どころの話ではないのです。
再現性は毎日ですから(笑)

単にそのまんまを見てるし、聴いてるのです。
それをブッダは、目覚めと呼ばずに
「タターガタ」と呼びました。

「タターガタ」の意味も間違えてはいけません。
「如来」などと訳された日には、
自分とほど遠い世界の事だと誤解してしまいます。
(決して、間違いではありませんけどね。
悟りは、菩薩として、如来として目覚めた
知覚で生きる事ですから!)

瞑想してる皆さんは、自分の身に起こる事だと、
理解してくださいね。実際に起きてますので
事例も載せておきますね。

 

目覚めた意識はとても静寂で目覚めています。
まるでクリアーな湖面のような意識の目覚めです。

 

だから、誰かが石でも投げて波紋ができないと、
静寂すぎて目覚めていることにさえ、
気づかないでしょう。

私が、悟りの条件に、
「何らかの人間関係がある事」を挙げるのは、
人のリアクションで、はじめて自分の悟りに気づくのです。
何でもいいから湖面に石を投げてくれる人が
必要なのです。

目覚めた意識が透けて通っていき、
単にそのまんまを見てるし、聴いてるのですが、
そのまんまの意味は、
バラ色の世界を見てるのとは違いますが、
人が見てるものまでそのまんま。
人が心の中で話してることまでそのまんまの意味です。

聴覚の場合は、
心の中で思う言葉と、実際に口に出して伝える言葉は、
すこしだけ違いがあります。

心の中で思う言葉は、
まだ本人だけが心の中で思ってる言葉なので、
主語や述語がありません。
例えば「重い」と言われても、
体重が重いのか?
心が重いのか?聴いてる方には違いが分かりません。

でもこれが「タターガタ」です。

特に悟りに気づく初期の頃は、
人の殺気や怒りなどが分かりやすいです。
これらは、湖面に投げられた大きめの石のようなもので、
波紋が大きく広がるから悟りの初期には気づきやすいのです。

悟りの話で、剣の達人が、
寝ている時に、クセモノに襲われそうになったら、
すぐに気づいて、相手を切りつけることが事が出来る。
なぜなら目覚めているから。という話がありますが、
これは、本当でもあるけれど、少し違います。

本当に、悟っていたら、そのクセモノが、
剣の練習をしている時点で「襲ってやるぞ!」
という意図を持ちながら練習している。
その意識を、先に、キャッチしていますし、
それがもしも、顔を知っている人であれば、
目覚めた視覚がそのまま見ますので、
誰なのか特定していますし、
声を聴いていたら、声色や声の特徴を目覚めた
聴覚が聴いてるので、
誰なのかある程度の見当がつくでしょう。

これが悟り(意識の目覚め)ですね。
クセモノに部屋の中に来られてから気づくのは、
遅いねん!

受講生さんの面白い話ですが、
ある時、実家に泥棒が入る意図を
目覚めた視覚で見たのですね。

 

それで、実家に「泥棒に気をつけて!」と
電話して伝えたけれど、
家族が、真剣に気に留めておらず、
実際に泥棒にはいられてしまったの。
(残念ながら・・)

そしたら、また泥棒に入られる意図を見て、
再度、電話で伝えたら、今度は2回目なので、
家族も聞き入れて、セコムをしましたとさ。

単に目覚めた意識は
「泥棒にはいるぞ〜」って泥棒の強い意図を
聴いてる(または、目覚めた視覚の場合は見てる)
だけなのです。

これがタターガタです。
普通の聴覚や視覚と違う点は、
目覚めた意識は、広大に目覚めているので、
距離が遠くても、心の中の言葉も見てるし、
聴いています。

瞑想みのり
次回の伝授&瞑想会は3月13日(日)です。
瞑想はじめてみたい方、
誰でも簡単に始められます。

今年印象に残った瞑想体験&出来事3位

こんにちは 瞑想みのりです

12月12日(日)の伝授&瞑想会は、
あと1席になりました。
来年度1月9日(日)は残席4あります。

毎年この時期には、
印象に残った瞑想体験&出来事の
ベスト3を書いてるので、
今年もそうすることにしますね。

 

まず、今年の3位は・・

自分が、思っている以上に、
意識が目覚めていた事に気づいた体験ですね。
そして、そんな自分の状況を受け入れた事。
これが3位です。

 

この状況が悟りの意識状態で
起きてくる経験なのだと理解して認めたからです。

「気づくのが遅すぎた!」とは思いますが、
「気づきたくも無かった」というのが正直な私の感想なのです。

 

実は・・瞑想歴3年目くらいからは、
他の人に、分からないことが、透けて通るので分かってしまう
という知覚の変化の自覚はありました。
よくブログにも書いてましたしね。
でも・・まだ幼い20代の時です。

その時に、感じたことは人が見てないものを見たり、
聴いたりすることで、良い点もありますが、
同時に「それ、私が知る必要あるの?」
と思うことも沢山あったのです。

 

多くの人が悟り(目覚め)というものを 
光が降ってくるような体験とか、
世界がパラダイスに見える素晴らしい体験が
自分に起きることだと想像しています。

透明度の高いマインドの鏡から世界を見るので、
世界がきれいに見える・・これは正しいのですが、

「人間である自分に神のような精妙な知覚の変化が起きる」
こちらの方が大きいのです。
これが・・まぁ〜 良くも悪くも透けて通るのです。

本当に悟りを得たいと思ったら、
知覚の変化によって、ポジティブな面もネガティブな面も
両方知ることになると理解(覚悟)しておく事。
ネガティブな面に対処が出来るようになっておく事。
これが悟り(目覚め)の秘訣だと思いました。

 

多くの人が、知覚の変化の
「良くも・・」
の部分だけが欲しいのです。
「悪くも・・」の部分は
欲しくないのです。

この2年ほどは、20年ぶり位に
民間企業で働く機会があり、
瞑想と全く関係のない沢山の人に
お会いする機会がありました。

 

働いてみたら・・
あまりにも意識が透けて通るので、
対処方法を学ばないといけなくなり、
「こんなにも意識が目覚めていたのか!」
という気づきにもなり、
自分の状況を
受け入れるしかありませんでした。

 

職場というのは、
仕事の本質に気づくまでは、
阿修羅の世界です。
(気づいたら変化しますけどね)

 

競争が激しいところであれば、
「死ね!」という心の声。
「怪我して仕事できないんだったら、
仕事辞めたら?」
「じゃま!」
普通に口に出してない 
こんな心の声が聴こえてましたね。

 

言葉というのは、
口に出して表現される前には、
心の中にすでにあります。
だから、意識が目覚めていると、
口に出さなくても透けて通ってしまうのです。
(またこれは、妄想とは全く違うものです)

ラブ・マントラは、この目覚めが早く起きてくると感じます。
だから、ブログで受講生さんに向けて対処方法などもできるだけ具体的に
書くことにしました。

 

話戻って・・上記に書いた事は
全部、私に向けて言われている事ですけど、
「これ聞こえる必要あるかな?」って思いますよね。
これ、対処方法を知らないと、凹んで泣いてると思います。

 

私は・・笑いましたけどね。

 

「じゃま」は、
言ってる本人が居場所がないのね。

「怪我して仕事できないんだったら、
仕事辞めたら?」これも正論のようで・・
すべてが戦いになってる。
まさに阿修羅(戦い続ける道)です。

ここから 早く出なくては!(笑)

 

「死ね」はさすがに、苦笑いしましたけど、
実は、この「死ね・・」は、奥が深い。

「本当に私に死んで欲しい」 
そのままです(笑)

 

で・・
ある時、ふと気づいたのです。

 

これが自分の(初期の)上司の心の声であり、
私は、成長していこうと思って、
この職場を選んでいるのです。
ならば、素直に聞かないといけません。
だから「死ねばいい」のです。

 

皆さんも「死ね!」と言われたら
ショックを受けずに、パワハラだと言う前に、
死ぬが正しい対処法です(笑)

何に対して「死ね」といわれているのか?
自分自身の中に、その部分を探して、
自分で自分の一部を殺すのです。

 

ありました!
「ポンコツなのに反省しないで笑ってる自分」
これですね。これを殺すのです。

するとね。しっかり殺すと、
不思議なことに状況が変化するのです。
この2年で同じ会社の中で部署が2回も変化してるのです。

 

でも・・部署の変化とともに、
階層が上がっていきましたね。

「畜生の世界」そして、
「阿修羅の世界」から出ることが出来ました。

今は、誰とも戦わない世界にいます。
戦うとしたら自分と戦うだけ。

 

ポンコツなのに
どんどん栄転(笑)

今年は、明らかに「階層が変わった〜」と思いました。
だから私にとっては、この1年は、しんどかったけど
「抜けた〜」と思えるような、嬉しい年になりました。

そんな事で、「自分の目覚めを受け入れた事」
これが3位です。

編集後記
今日の話は、悟り(目覚め)を
知らない人からしたら、
「妄想の話」と思うでしょうね。
妄想の話とは、全然、違う話です。

私が書く理由は、受講生さんに目覚めが起きてきてるから、
対処法をしっかりブログで書いていこうと思ったのです。

良くも悪くも「目覚め」を受け入れるのです。


今日は目覚めのネガティブな

面を書きましたが、
怖がらずにいてね。

 

なぜなら、
ポジティブな面の方が多いから、
かなり私も助けられてます。
悟りは女神が友達ですから。

それについては、
また来年度、どこかで書きましょう。

今年もあと1ヶ月と少し
めいっぱい楽しみましょう!

瞑想みのり