子供は親を選んでくる

最近、
ワイドショーで見かけるDNA鑑定のニュース。
年末に映画「そして父になる」を観ていたので、
考えさせられました。
瞑想的には、DNAは人生の課題の半分を
占めてくるので、大切だと思うのです。

子供が親を選んで生まれてくるというのは、
スピリチュアルの世界では よく耳にしますが、
これは私の経験上、本当の事です。

私が子供の頃、感じていた両親に対する疑問は
「どうして、こんな変わった人達なのだろう?」 
って謎でした(笑)

ここから起きてくる数々の葛藤のお陰で、
学んだ事は、今となっては 私の宝ですけど、
成長の過程では、全く理解できませんでした。

後々、自分で分かったことは、
自分の選択で、自分が成長するのに
好都合な家系や境遇、両親、肉体を選んでいたのです。

ある時、サハラ砂漠を旅行した時、
私という魂が、年若い女性として生まれ、
結婚していた過去生を想い出した事があります。

すると、もっと過去に遡っていき、
嫁入りの場面が出てきました。
嫁に行く幼い私が、悲しくて泣いています。

「私には好きな人がいるんだ!
だから、お嫁になんか行きたくない!」と 
泣きながら両親に表現しようとしたんだけど、

当時のお母さんが、
絵に描いたような愛情深い人で、
泣いてる私を抱きしめて、
「女の幸せは、裕福な家に嫁いで、
子供を産むことだよ。幸せにおなり・・」と 
私を説き伏せ、両腕で抱きしめてくれました。

愛情深いお母さんの ハートが体温的にも、
気持的にも あまりにも暖かすぎて・・

なんと!私の悲しみや伝えたい想いが、
大きな愛で蓋されてしまい、
表現できなくなってしまったのです。

そして、
嫁ぐ日=人生最悪の日 になったのです。

この話の 面白いところは、
私達の魂というのは、自分が学び終えた事、
上手く出来た事に、焦点は合わせてないのです。

ちょうど、足し算や引き算が合格点ならば、
もうそこには興味が無いのと同じです。
今度は 掛け算や割り算に 
挑戦していくのに似てますね。

成就してない事、出来なかった事に
焦点を合わせて、転生して、経験を積みたいと
思っているのです。

正統派の愛情深い両親の元で育ち、
その両親がすすめた結婚は、大正解で、
砂漠の過酷な自然環境の中でも 
私は、ぬくぬくと、幸せに暮らしていました。

自分が好きだった男は・・
何も見えておらず、
両親が選んだ相手の元に嫁いで、
結婚は正解だったのです。

なのに、そんなありがた〜い事は、 
全然、印象に残ってないのです。
学びが終わってるからです。

そんな事よりも、母の暖かい愛情でもって、
自分の気持ちに蓋されて、自由を奪われた事、
そのことを ずっと恨んで根に持っていたのです。

そして今世、私は 自らの意志で、 
敢えて愛情深い優しい両親を避けて、産まれました。

私にとっては、愛情深い両親とは・・
学びの上で「一番避けたい最悪の相手」
だったからです。

そのかわりに、
自由を 沢山与えてくれる両親の元で育ちました。
自由というか・・ほったらかしというか・・
自分の事で精一杯の人達というか・・

とにかく、
今世の私の両親は、変わっている思ってましたが、
魂のレベルで この二人を見つけた時、

「こんな私の望み通りの完璧な親はいない!最高♡」
と思って、小躍りしたのではないでしょうか?

魂には、足がないから、踊れないか・・
ボールみたいに ぼよょ〜ん♪って・・
私の魂は喜んだのでしょう。

大人の思惑以上に 子供は正しい選択をして
生まれてくるのです。
子供の方が 一枚も二枚もウワテなのです。

そして、高度な成長を学びたいと思う魂が
増えてくれば、もっと複雑なケースも世の中に、
増えてくるでしょう。

そして、高度な事を学ぼうとする
魂に引きずられるような形で、
世の中も大きく変化していくでしょう。

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